チーム10は、京都造形芸術大学写真コース(通信教育部)で出会った、年齢、職業、写真経験など、さまざまなバックグラウンドをもった社会人のグループです。
2010年結成から5年目となり、今回のアートギャラリー石での展覧会で二回目の展覧となります。
創作活動と同時に写真家としての視点も養いたく、写真家・築地仁に指導を仰いでいます。
作品は、制作活動の進化と成果をしめすものです。それと同時に、作品を撮り、つくり、見せ、考える過程で、自分の作品を世界に問い、その意味を発見する試みでもあります。
作家と作品
REIKOは、都市と人間をモチーフに、現実にある姿と形を光のドットと光跡に還元し、私の意識と写真をクロスオーバーさせ、 現在とは何かをとらえようとしています。
中川幹夫は、写真独自なコンセプチャルな視点で、来る日も来る日も、終日、同じ場所に座っているおじさんを観察し、生きることの意味を発見しようとしています。
大丸宣昭は、最先端のIT技術で、都市風景を独自の解釈で再構成し、私の諸行無常を見つけ出し、現実とイメージの差異をクローズアップし、コラージュに仕上げていきます。
三浦良枝は、能舞台に上に繰り広げられる、役者の時と場の流れを、独自な写真的視点でさぐり、現在の能の知られていなかった側面を見つけ出そうしています。
西方忠男は、自宅の解体と新築のプロセスの中で、モノとカタチの造形美のディテールを発見し、私が家をつくる意味と意識をサーベイしています。