Monthly Archives: June 2014

内包+排除 Exinclusivity Taro Hattori

6月14日にオープニングパーティを致しました。
皆様、お忙しい中に多数お集り頂きましてありがとうございました。
服部太郎のビデオインスタレーションはアートギャラリー石での初めての試みで彼の作品の新旧を編集し直した物となりました。
開廊は水木金土の1時から4時。その他の時間は予約制です。

是非、この機会にアメリカ西海岸で制作活動を行っている服部太郎の作品に触れて頂ければ幸甚です。

 

 


 

内包+排除 服部太郎(招待アーティスト)

2014年 6月14日(土)〜7月5日(土)
(水曜から土曜・午後1時〜午後4時、その他の時間は予約をして下さい)

6月14日(土)午後2:00からアーティスト・レセプション

今夏も、アートギャラリー石では去年に引き続き、海外で活躍している日本人アーティストを迎え一ヶ月のインスタレーションを展覧致します。

主にアメリカ西海岸で活動している服部太郎は、シカゴ美術館付属大学大学院を卒業後、スタンフォード大学等で美術を教えた後、現在はサンフランシスコのカルフォルニア美術大学で教鞭をとりながら積極的に制作を続けているインスタレーションアーティストです。

内包+排除
このタイトルを示す端的な言葉は作家の今回の展覧会のステートメントにあります。

「私の美術活動は、私の嫌いなものと私自身のあいだの距離を測ることだと思っています。そんな気持ちの悪いもの、理解しがたいものをもっと知ることによって私は私自身を探そうとしてます。それは、そういう嫌なものも私の人生の一部であるような気がするからです。そういったものを私自身の快楽の中に取り込むことによって、世界を少しバランスのとれた、つじつまの合ったものにしたいと思っています。」

今回、画廊スペースを密室に分割し、その中で、街で見つけて来た人間に質問をし、彼らの選んだ歌を歌わせた後に密室を破壊することによって脱出してもらう。ビデオ化されたその行為を見ることによって、私たちはその中に服部の言う、嫌いなものと私たち自身の間の距離を体感するのです。

二台のビデオプロジェクターと破壊された密室の残骸による今回の展覧で、海外で活躍する日本人アーティストの美術活動を探るチャンスになれば幸いです。

作家のサイト(http://www.tarohattori.com)